アメリカの大学とは
アメリカの大学及び大学院では自分が専攻する科目を決める際は学部が指定する教授と相談することになります。 その教授と専攻科目について十分なアドバイスや忠告を受けながら、毎学期の修得課目を決定します。 その後、教授の認定書をもって事務局に行き当期の修得課目の手続きを行います。 従って、担当教授は学生の後見人みたいな存在になり、その学生の学業に対して責任を持つことになります。
学生は在学中は学業に専念して、常に努力を重ね、優秀な成績を収めねばなりません。 もし、ある科目の成績が基準以下であったり、それに達しないときは担当教授の責任でもあり、 厳しいおしかりを受けます。その科目の単位修得から外される場合もあります。 結果として成績表に汚点を残すことになります。 それを英語で、プロベージョン(失格者、仮及第期間)と言いその課目は不認定となります。
2学期目に別の科目で同じ結果になった場合は在学許可が取り消されます。 それにより原則として当時は全米の大学への入学編入は2年間困難となります。 外国留学生はそれにより学生ビザの継続が困難となり、帰国を余儀なくされることになります。
成績の基準
- 大学
- A,B,C,D,F(D はプロベージョン, F は落第)
- 大学院
- A,B,C(Cは好ましからず)
(A...4 B...3 C...2 D...1 F...Fail と言う配点になっています。) この他にwithdraw(ウイスドロー)という制度があります。 科目の習得を途中で諦める時には教授と話し合って決める。 これは余り良い成績を収める自身がないとき、または自分の希望にそぐわない時は 学期の途中でこの様な処置をすることによりDやFを取らずに済むことになります。 但し成績表にはその科目に(W)即ちウイスドローの表示が残ります。 しかし成績表には記録されますが学業の進行には汚点とはなりません。
アメリカの大学では、専門分野で自己の能力を高めるための勉学するのであり、 入学が許可されると、努力に努力を重ねて常に一定の水準を保ちながら良好な学業成績を保たねばなりません。