クールナレッジ(Cool knowledge) ~対話のマナー~

対話のマナー

外国人との会話では、個人的な事柄についてあれこれ聞き出さないようにしましょう。 仕事、家族構成、年齢、結婚しているかどうか、子供のこと、旦那さんのことなど特にプライベートに拘わることは御法度です。 初めての出会では、どうしてもその人のことについて知りたい気持ちになりますが、趣味、食べ物、旅行、映画や、音楽、読書など、お互いに共通する興味のある事柄が一番無難です。

話すときは相手の目を見て、目を泳がせたり、あちこち見つめたり、キョロキョロして部屋の中を見たりしないで下さい。また、じっと相手の目を見つめ放しで居ると気持ち悪くなるので、時々相手の口のあたりを見たりして、にらみつけたような感じにならいないように気をつけて下さい。 相手の話は良く聞き、あいずちをうちながら、話を盛り上げていく能力と知識を普段から身につけておきましょう。そして、相手が話し終わるまで待つことも大事です。

話し中には、人差し指や、中指を相手に向けて使わないようにしましょう。ビジネスなどの話し合い中でも指を閉じた状態で書類などを指し示し、頁をめくるときでも指をぺろっと舌先で濡らしたりしないで下さい。

子供や旦那様を褒められた時は、「thank you!」で返答しましょう。 謙遜したつもりで「そんなことないですよ、愚息でね!」「うちの旦那は表向きが良いだけですよ!」など余計なことは謹みたいものです。 日本の習慣や、文化を理解している人なら謙遜的な表現も通じるかも知れませんが、たいていはこの人は何なんだろうと不信感を与える結果になりかねません。 即ち褒められたら、そのことに対して率直に認めるような表現をしたいものです。ただし身内の自慢話にならないようにしましょう。