留学先で最初にすること(銀行口座開設)
憧れの留学を果たして現地での住所が決まったら、まずは近くの銀行に行って口座を開設しましょう。銀行を選ぶ際に気をつけなければいけないことが2つあります。
1つはその銀行が多くの支店網を持ち、また提携銀行があるかということ、もう1つは日本からの送金やお金の授受が簡単に出来るかどうかということです。
アメリカの国土は日本の約25倍ありますが、金融機関も比較にならないほど多く存在します。厄介なことに、その全てがオンラインで繋がっているとは限らない不便さがあるのです。
将来生活拠点を移動した際に、移動先に口座を開設した銀行の支店や提携先がないために、わざわざ最初に口座を開設した銀行がある所まで戻って手続きをする等ということがないようにご注意下さい。
主な銀行口座の種類
セービングアカウント(Saving Account)とチェッキングアカウント(Checking Account)の2種類に大別できます。 セービングアカウント(Saving Account)には小切手によるものと、デビットカードによるものに分かれています。日本のいわゆる普通預金口座と考えて下さい。
チェッキングアカウント(Checking Account)とは小切手用の口座を指します。口座を開設する際は小切手帳も作ってもらいましょう。これは個人用の小切手であり、買い物の際に現金ではなく小切手を利用して支払いを済ませることができるシステムです。その他にデビットカードの発行も受けることができます。うまく利用すれば現金を持ち歩く必要がなくなります。
これらの口座の開設が終了すると、自分の希望に会わせて次のものを受け取ることができます。
- 1. 臨時に使用可能なATMカード(正式なカードは後日本人の住所宛に送られます)
- 2. 銀行口座通帳
- 3. チェッキングアカウント(Checking account)の場合は仮の小切手帳(Personal Check)1冊
※小切手やデビットカードを使用する際は、口座に十分な残高があることを常に確認する習慣をつけて下さい。残高不足に気づかず小切手を発行すると不渡り(dishonor)になり、クレジットヒストリーが汚れる結果となります。
またチェッキングアカウント(Checking Account)には利子のつくものと、そうでないものとがあります。したがって、最低の残高額や預金額を下回ると手数料を自動的に取られる場合がありますので注意が必要です。
小切手(Personal Check)の金額記入例
下記画像は少し古い小切手ですが、基本は現在も変わりません。算用数字(左側)は支払い額を確認するために、小切手の空きスペースのどこかに記入してもかまいません。 小切手帳には「小切手発行記録帳」が添付されていますので日付、支払額、発行した小切手番号などを必ず記録しておきましょう。常に残高が自分で確認できるように習慣付けて下さい。
例.
$ 57.10 → Fifty Seven Dollars and Ten Cents.
$100.00 → One Hundred Dollars and nothing.(下記画像参照)
$139.00 → One Hundred and Thirty Nine Dollars.
$200.07 → Two Hundred and Seven Cents.
現金の持ち歩き
アメリカをはじめ外国では多額の現金を持ち歩かない習慣が根付いています。外出時の所持金は10~20ドル程度で良いでしょう。どうしても必要な時に使うようにして下さい。日本で取得したクレジットカードを持参することをお薦めします。